2/27 安藤界

 

KIVOがネパールプロジェクトで行う活動は、多くが子供をターゲットにしたものであり、実施場所の大半は学校である。異国ということもあり、現地コーディネーターのスシルや学校の先生など、KIVOと深くかかわる現地人も限られてくる。

 

 

 

しかし今日、2月27日に行った活動①現地調査②One Book for One Family③現地広報は、いずれも村の家庭1軒1軒を訪れて行う活動であり、ふだん関わることの難しい、スシル等と比べて関わりの薄い人々とも接することのできる機会だった。

 

 

 

村の人々は日本人に比べて英語が堪能で、僕がぎこちない英語で話しかけると、当然のように流暢な英語を使って返答してくれる。事前に準備していたネパール語で話しても、発音に問題があり、結局は通訳を通してしか会話が成り立たなかった。しかし、そんな拙いコミュニケーションの中でも、確かに感じられるものがあった。

 

 

 

それは、KIVOが村に与えてきた影響、先代の方々が村人たちとの間で築き上げてきた信頼関係だ。

 

 

 

前述したように、KIVOが関わる現地の方々は多くなく、どうしても限られてきてしまう。今回の活動でKIVOが訪問した家庭の多くは、関わりが強いとは言えない家庭だ。にもかかわらず、KIVOメンがアポなしで訪れても、笑顔で対応してくれる。中には私たちKIVOが来たからと、少し離れた場所にいる家族を携帯電話で呼び出してくれた方もいた。僕が「(本は)好き?」と聞くと、通訳の人が「ネパール人で日本人のことを好きではない人たちはいない。」と答えてくれるという、嬉しいディスコミュニケーションもあった。自分たちの活動が誰を笑顔にしているのか。その笑顔がどう広がっていっているのかに、直に触れることができた。

 

 

 

KIVOが最初にガイクール村を訪れたときは、私たち日本人を月から来た人だと思っていた人々もいたそうだ。そのような状態だったのにも関わらず、今ではこんなにも暖かく私たちを迎えてくれる。それも、関わりが決して強いとは言えない方たちがだ。ここに、今までKIVOが村に与えてきた影響、先代の方たちが築き上げてきた信頼関係を感じた。そして、この村人たちとの関係をより強固にし、少しでも多くの方々が笑顔になれるような活動をしていきたいと思った。