さようならネパール。内田輝喜

この日の朝のミーティングでは、自分たちが行った企画や自分自身の成長のことなど、メンバーひとりひとりがネパールに来て感じたことを語った。

このメンバーでネパールに来ることができるのはこれで最後なのだとしみじみと感じた時間であった。


その後は、現地コーディネーターのスシルさんの計らいで、ネパールの有名な観光地をいくつか巡った。自分たちが数日前まで過ごしていた村の様子とは一変し、観光客が多く、にぎわっていたが、物乞いの存在など都市部だからこそ目につく問題もあった。


観光を終え、空港に向かい、いよいよ帰途につく。帰りの飛行機では、KIVOのメンバーはノートに日記を書いたり、音楽を聴いたりとそれぞれ思い思いの過ごし方をしていた。

その様子を見て、日本のことに思いを馳せた。募金をしてくださった方々、イベントに参加してくださった方々、その他国内での企画に参加してくださった方々、そして家族。本当にたくさんの方の応援があって今の自分、今のKIVOがあるのだと強く実感した。



人間は一人の力では何もできないかもしれない。しかし、そこに共に歩むメンバー、応援してくださる方々が加われば、一人の学生にだって世界は変えられる。たとえそれが微力だとしても無力ではないのである。そしてそういう人間が一人でも増えれば、一人の一歩が百人の一歩になれば、世界に存在する数多の問題を減らすことができるのだと思う。


そんな風にいろいろと考えさせられた2週間であった。