2月26日 渡部哲朗

この日は丸一日バルコルン校にて現地調査、授業、NBA、理科実験、文化交流と密度の濃い1日だった。ものづくり班の班長であったため、それまでは本棚づくりなどにおわれ団体の活動として現地の人々と触れ合う機会が極端に少なく、どこか物足りなさを感じていた自分には新鮮で楽しい活動ばかりであった。ここでは簡単に自分が参加した授業(地理)、理科実験、文化交流での体験を記したい。

 まず授業、ネパールでの授業を体験するまでは子供たちがどのような姿勢で授業をうけるのかが未知で授業になるのかでさえ不安であったが、実際行ってみると子供たちは意欲的に声をだしたりいち早く目録のページから国を探していたりとこれまでの不安は何だったのかと思えるほどいい雰囲気の中授業ができた。特に国のクイズをした際の教室の一体感はものすごく授業をしているというより一緒に参加しているようで、自分も子供たちに負けないくらい「イイエエエス!!」の雄叫びをあげていた。もともと子供たちが地理の知識を持っていたためか授業自体は予想を超えてサクサク進んでしまったが使った本に興味を持つ子もいて大成功の企画であった。

次に理科実験、この企画は自分も所属しており日本での企画準備が難航した甲斐あって当日は理屈なしに面白かった。シャボン玉ができたときの子供たちの喜びの声にこれまでの苦労が報われたような気持ちになった。その上子供たち全員が企画に高評価であり企画としては大成功であった。しかしながらシャボン玉自体が楽しすぎるがゆえにタライの周りは大混乱、原理そっちのけで楽しんでおり理科実験の一歩踏み込んだ楽しさを提供するには至らず悔しさを感じる部分があった。またその分来年はこうしたいなどとむしろこれからが楽しみになるような企画となったと思う。

最後に文化交流、これも習字(折り紙)・しっぽとり・踊りとこれが楽しくならないわけがないといったコンテンツばかりであったし実際楽しかった。個人的に唯一不安だった習字の受けもよく誰一人投げ出す子はおらず、むしろみんな初めて見る「本」という字を自分よりも上手いんじゃないかという勢いで書いており、また漢字の意味も理解してくれてとても満足であった。踊りもこのころにはすっかりレッサンフィリリを踊り慣れ、ついつい裸足で踊ってしまった。子どもたちと踊っていると自分たちがこの学校に、ひいてはこの村に受け入れられたようでうれしかった。またその分交流として日本の歌や踊りを交換できたらと思い、自分の引き出しのなさに悔しくなった。

 すべてにおいて日本で考えていたことより結果はシンプルで、子供たちはひたむきでなんでも全力で楽しんでくれるし先生方も子供たちとキボメンとの架け橋となってくれる、だからこそこちらも全力で楽しんでいいものを提供していかなくてはならないと感じ、そんな子供たちに贈るものづくりも頑張ろうと決心した一日だった。

                              以上です